後世に残したいコピペ集

776 名前: 1/2 投稿日: 04/06/02 16:31 id:x1Fq1OVX


これは私がつい先日体験した恐ろしい出来事です。


ことの発端は14年前、私が小学生だったころにさかのぼります。
当時4年生だった私たちのクラスに高橋浩司君(仮名)という男の子が転校してきました。
浩司君はとても明るくてすぐクラスにうちとけ、次第にクラスの中心的な人物になっていきました。
彼はウルトラマンやそういったヒーローに強い憧れを持っていて、よくヒーロー気取りで
みんなと遊んでいました。
ヒーローに憧れているせいか非常に正義感もつよく、その当時いじめられていた私を
よく助けてくれました。
それからなにかにつけて私をかまってくれるようになり、そのおかげで私に対する
いじめもなくなりました。
次第に私は彼に心惹かれ、また彼も私に好意をもってくれたようで、
私たちは恋愛の真似事をするような関係になりました。
それから小学生の間はとても幸せに過ごすことができました。
しかしその後、私立中学へ進学した私はなかなか彼と会う機会も少なくなり、
新しい友達もできたりで、次第に彼のことを忘れていきました。


続きます。

777 名前: 2/2 投稿日: 04/06/02 16:35 id:x1Fq1OVX

それから12年後。


大学卒業後、私は都内のある銀行に就職しました。
高校を卒業してからほとんど実家へ帰っていなかった私は、就職後初めての連休に
実家へ顔を出すことにしました。
実家に帰って暇を持て余した私は、小説でも買って読もうかと少し遠くの大きな本屋さんへ出かけました。
手ごろな小説を物色中に突然背後からぽんっと肩を叩かれました。
「よう、○○(私の名前)ひさしぶり、俺のこと覚えてるか?」
振り返った私の目の前には、いかにも好青年風な男性が立っていました。
私にはその青年が誰なのかわかりませんでした。
「俺だよ、俺。ほら、これ、ほら!」
そういうと青年はおどけたように昔のヒーローの変身ポーズをとってみせました。
彼だ!浩司君だ!
ふいに私の目の前に現れたのはあの浩司君だったのです。
私はうれしさとなつかしさのあまり、舞い上がってしまいました。
そして満面の笑みをたたえつつ、当時の彼の愛称で呼びました。


「コーマン!」


気づいたらもう、いてもたってもいられずその場を逃げ出しました。