後世に残したいコピペ集

274 名前: 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! 投稿日: 05/01/11 22:59:50 ID:h6/PWUmf


モノ・行為における存在の有無を巡って、「あること」に比較して「ないこと」を
証明することは非常に困難である。 これを悪魔の証明という。


「有ることの証明」は、証拠を一例でも提示すれば一瞬で完了する容易なことだが、
その反面、「無いことの証明」は調査範囲が限定されたケースを除き
立証は事実上不可能である。 なぜならば、この世の全ての存在・可能性・
森羅万象などを完全に調査しなければならないからであり、反証可能性
備えていない非科学的主張と言える。


ゆえに、公平の見地から立証責任は「ある」と主張する肯定側が負うことになっており、
存在を証明できなければ無いものと見なされその主張は却下される。
法学では「推定無罪の原則(疑わしきは罰せず)」がそれに当たる。
もしそうでなければ、例えば「お前は魔女だ」「お前は殺人犯だ」「この世に
ドラえもんは実在する」などのように、どんなに無茶苦茶な主張でもそれを
好き勝手に言いつのるだけで、否定する側が「そうではないこと」を
証明しなければならないという不公平な重荷を背負うからである。


しかし、現実の論争の場では、必ずしもこのことが了解されているわけではない。